2017年4月29日土曜日

コガネムシ幼虫はつぶせるか

千駄木菜園 総目次


家庭菜園をやると青虫、毛虫との戦いが避けられない。
薬剤散布は面倒なこともあり、なるべくならしたくない。
頻繁にすれば耐性個体が増えそうな気もする。
(コナガなど1シーズンに15回も世代交代するから変異体が生まれるかもしれない。)

私は普通の人より虫に強いので、青虫を見つけたら手でとって、つぶせないことはないが、やはり気持ち悪いのでピンセットで取って水につける。



問題はコガネムシの幼虫。
カブトムシの幼虫とそっくり。
昨年、春まきキャベツを青虫から守るためネットで覆ったのに、地中から大量のコガネムシが発生、彼らに食べられてしまった。落ち葉や枯れ枝を有機肥料として大量に使ったのが原因。
そこで昨秋はあまり落ち葉を入れなかったが、それでも春に耕すと地中からころんと幼虫が出てくる。コガネムシは成虫が葉を食べるだけでなく、幼虫も根を食べる。

これだけ大きいと手でつぶすのはもちろん、踏むのも嫌だ。
かわいそうという感覚はないが、気分が悪い。それで今春は出てくるとコンクリートの上に放り出した。自然と乾いて死ぬと思った。ところが数日後に見ても死骸がない。逃げたのだろうか。その後、また出てきたときコンクリートに置くも、作業に戻るとまたその後の観察を忘れてしまうので、幼虫の生死は不明のままだった。


4/29、なす用の場所を耕しているとき、コロンと出てきたから、きょうはじっと見ていた。
すると死んだように丸まっていたのが、しばらくすると起きて這い出した。これでは土に戻る。そこで皿に入れた。
一生懸命這い出そうとするが滑って縁を乗り越えられない。
このままだと力尽きて死ぬだろう。
つぶすのとどちらが残酷だろうか。

鳥が来て食べてくれればいいのに、なんて勝手に思う。
生きるというのは他者の命をもらうこと。
植物しか食べない草食動物は良いな、なんて思ったが
彼らにしても知能があれば、農薬散布して毛虫青虫を殺すであろう。


千駄木菜園 総目次

0 件のコメント:

コメントを投稿